小林健一 写真展

魅了の海

2024928日(土)〜105日(土)

開催にあたって

海の中は一部の光(赤)が届かないため、一見地味な色あいに見えます。ですが海の生物を間近で観察すると、その色彩はとても豊かなものです。

特に珊瑚の群生は圧巻で、まるで花が咲き乱れているかのようです。潮位や太陽の角度、海の深さや生物の大きさでもその色あいは変化します。私はその豊かさ、鮮やかさに魅かれ、撮影を続けています。

今回の作品は、沖縄移住後の5年間で撮影した中でも特に印象的な光景です。陸から、空から、水中から撮影した「魅了の海」を、どうぞご覧ください。

2024年8月1日 小林 健一

追記

2024年8月上旬から、本島の広範囲で珊瑚の白化*がはじまりました。高水温(約30度)の状態が長期間続いたことが原因と思われます。

残念ながら、9月中旬現在も水温は下がっておらず、浅場の珊瑚のほとんどが白化、もしくは既に藻がついた状態です。展示作品中の珊瑚は、もう見ることができません。このことを心に留めながら、ご覧いただければ幸いです。

何年か後、同じ場所で珊瑚が育ち、夢中で撮影できるような状態に戻ることを願っています。

2024年9月15日 小林 健一

*珊瑚は「褐虫藻」というプランクトンと共生し、養分を得ています。白化の段階として、徐々に褐虫藻(色)が抜け、茶や青だったものがパステルピンク、パステルブルーなどに変化していきます。最終的には真っ白の、骨格だけの状態になります。この状態では養分が取得できないため、2週間ほどで死んでしまいます。その後は藻に覆われ、珊瑚だったとは思えない状態になります。

主題

沖縄本島の海

移住後5年間で撮影した光景

構成概要

1. 陸上からの海

鮮やかに広がる空と海を眺める感動を伝える

2. 空中からの浅い海

色彩豊かな光景の上を飛ぶ感動を伝える

3. 水中からの浅い海

海洋生物の色彩を間近に見る感動を伝える

4. 水中からの深い海

深い青の中で巨大な生物と泳ぐ感動を伝える

5. 空中からの深い海

広大な海での偶然を目の当たりにする感動を伝える

それぞれの景色への再帰で、尽きることのない感動の継続(魅了)を再現

作品紹介

展示予定の作品(抜粋)

人物紹介

小林健一

小林 健一 (こばやし けんいち)

1978年、埼玉県本庄市出身。IT関連企業で働きながら、釣りやドライブを通じて水辺や花などの撮影を始める。

2013年の波照間島で珊瑚や海亀の美しさに魅了され、海洋生物が主な被写体となる。季節問わず沖縄各地へ通い続け、2018年に本島移住。

現在も仕事の傍ら、県中部や北部などの海で撮影に取り組んでいる。

写真展概要

名称 魅了の海
開催期間 2024年9月28日(土) 〜 10月5日(土)
開催時間 11:00 〜 17:00(最終日16:00)
会場
埼玉県本庄市早稲田の杜4-2-2 bamils 1F-B号室
交通手段 【鉄道】
  • JR上越・北陸新幹線 本庄早稲田駅北口から 徒歩約8分
  • JR高崎線 本庄駅南口から タクシー約7分
【車】
  • 関越自動車道 本庄児玉ICから 約5分(店舗前駐車場あり)
入場料 無料
作品点数 594x841mm・420x594mm・297x420mm・210x297mm等
カラー、白黒、約30点(予定)
作品販売 あり(クレジットカード対応)
主催 ECHO GALLERY小林 健一
企画協力 Chura Geographic Mon Amie jewelry

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